病理組織標本作製の手順
1.切り出し
組織の必要な部位を選んで、適切な大きさ、形に切り取る。
2.固定
自家融解による腐敗を抑えて、生きていた状態に近い状態で保存する。ホルマリンなどを用いて、蛋白質を凝固させ安定させる。
3.包埋
固定の終わった組織は、そのままでは形が不均一で柔らかいため、薄く切ることが難しい。そこで、パラフィンなどの包埋剤を組織に浸透させ、適度な硬さを与える。
4.薄切
光を透過させる厚さに組織を切り取る。薄切する機械をミクロトームという。
5.染色
組織の構造をより観察しやすくするため染色を行う。
[1回]
PR